映画『盗まれたカラヴァッジョ』

映画『盗まれたカラヴァッジョ』

Rotten tomatos™ 驚異の100%!! (2019.11.7現在)

Introduction

イントロダクション

世界を震撼させたカラヴァッジョの名画「キリスト降誕」盗難事件の謎が、
50年の時を経て、今暴かれる!
映画プロデューサーの秘書ヴァレリアは、秘かに人気脚本家アレッサンドロのゴーストライターを務めていた。ある時、ラックと名乗る謎の男が、今も未解決の〈カラヴァッジョの名画「キリスト降誕」盗難事件〉が、実はマフィアの仕業だったと教えてくれる。事件の裏側をヴァレリアがプロットにまとめると、プロデューサーは傑作だと絶賛し、たちどころに映画化が決定する。
だが、映画会社とつながるマフィアに誘拐されたアレッサンドロが、昏睡状態で発見される。
ヴァレリアはラックの協力のもと、“ミスター X”の名前でアレッサンドロのアドレスからシナリオを送り続けるのだが、マフィアはあらゆる手を使って“ミスター X”が誰かを突き止めようとする。やがてヴァレリアは、ラックがシナリオだけでなく、現実でも「キリスト降誕」盗難事件を解決しようとしていることに気づく。果たしてラックの正体は? 50年の時を経て、世界は再び名画を見ることができるのか──?

Story

ストーリー

「私は君に特別な物語を提供できる。通常では知りえない物語だ」──まだ名前しか知らない男からのあやしげな申し出を、ヴァレリア(ミカエラ・ラマッツォッティ)は断ることが出来なかった。映画プロデューサーの秘書として働くヴァレリアは、秘かに人気脚本家アレッサンドロ(アレッサンドロ・ガスマン)のゴーストライターを務めているのだが、最近はネタも尽き、アレッサンドロから急いでくれと催促されていたのだ。
謎めいた男の名はラック(レナート・カルペンティエリ)、ヴァレリアの影の仕事も、母親のアマリア(ラウラ・モランテ)と二人で暮していることも、すべて把握しているらしい。 1969年に世界を震撼させ、今も未解決の〈カラヴァッジョの名画「キリスト降誕」盗難事件〉が、実はマフィアの仕業だったとラックから聞かされたヴァレリアは、恐るべき事件の裏側をプロットにまとめる。
場面写真「みんな集まれ、傑作の誕生だ!」──「名もない物語」というタイトルがつけられたプロットを読んだプロデューサーは大興奮し、たちまち映画化が決まる。監督には引退を表明していた巨匠クンツェ (イエジー・スコリモフスキ)が就任し、中国から多額の製作費が出資されることも決定した。
ところが、昏睡状態に陥ったアレッサンドロが、空港の駐車場で発見される。プロデューサーにはシナリオを書くと嘘をついて、大勢いる愛人たちの一人であるイレーネとバカンスを楽しんでいたのだが、マフィアに誘拐され、事件の真相を誰から聞いたのかと尋問されたのだ。もはや映画製作会社にも、マフィアの魔の手は及んでいた。
報せを聞いたヴァレリアは、罪の意識といろいろあったが消すことのできないアレッサンドロへの愛情から、シナリオを完成させようと決意する。アレッサンドロのアドレスからプロデューサーに、“ミスター X”の名前で続きを送信することにしたのだ。
あらゆる手を使って、“ミスター X”が誰なのか暴こうとするマフィア。ヴァレリアはラックの協力のもとに物語を書き続ける一方で、シナリオ完成を待たずに開始されたシチリアでの撮影に、制作進行として同行する。
いよいよシナリオが結末を残すだけとなった時、ヴァレリアは気づく。ラックがシナリオだけでなく、現実でも「キリスト降誕」盗難事件を解決しようとしていることに──。果たしてラックの正体は? 50年の時を経て、名画は発見されるのか?

Cast&Staff

キャスト&スタッフ
Micaela Ramazzotti
Micaela Ramazzotti

ミカエラ・ラマッツォッティ(ヴァレリア)

1979年、イタリア、ローマ生まれ。『ハートの問題』(09)でイタリア・ゴールデングローブ賞にノミネートされ、『はじめての大切なもの』(10)でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞主演女優賞を受賞し、『ハッピー・イヤーズ』(13)でイタリア・ゴールデングローブ賞、『歓びのトスカーナ』(16)でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞、『ナポリの隣人』(17)で同賞とイタリア・ゴールデングローブ賞にノミネートされるなど、常にイタリアの賞レースの中心的な存在として高く評価されている演技派女優。その他の主な出演作は、『見わたすかぎり人生』(08)、『天国は満席』(12)など。

Alessandro Gassman
Alessandro Gassman

アレッサンドロ・ガスマン(アレッサンドロ)

1965年、イタリア、ローマ生まれ。80本以上の作品にクレジットされている人気俳優。『クワイエット・カオス~パパが待つ公園で』(08・未)で高く評価され、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞、イタリア・ゴールデングローブ賞を受賞する。その他の主な出演作は、『ゴールデン・ボールズ』(93)、『湖畔のひと月』(95)、『法王の銀行家 ロベルト・カルヴィ暗殺事件』(02)、『トランスポーター2』(05)、『女主人の秘密』(08・未)、『恋するローマ、元カレ・元カノ』(09)、『ローマ、恋のビフォーアフター』(11)、『われらの子供たち』(14・未)、『神様の思し召し』(15)など。

Renato Carpentieri
Renato Carpentieri

レナート・カルペンティエーリ(ラック)

1943年、イタリア、サヴィニャーノ・イルピーノ生まれ。1990年、ジャンニ・アメリオ監督の『宣告』で長編映画デビュー。ガブリエーレ・サルヴァトレス監督の『Puerto Escondido』(93・原題)で、ナストロ・ダルジェント賞最優秀助演男優賞を受賞。さらに、『ナポリの隣人』(17)で、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞、イタリア・ゴールデングローブ賞、ナストロ・ダルジェント賞と、イタリアの主要映画賞で、主演男優賞を総なめにする。その他の主な出演作は、『フィオリーレ/花月の伝説』(93)、『彼女は笑う』(18)など。

Laura Morante
Laura Morante

ラウラ・モランテ(アマリア)

1956年、イタリア、サンタ・フィオーラ生まれ。イタリアの名匠ナンニ・モレッティ監督の『息子の部屋』(01)で絶賛され、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞と、イタリア・ゴールデングローブ賞を受賞する。モレッティ監督作には、『監督ミケーレの黄金の夢』(81)、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞にノミネートされた『僕のビアンカ』(84)にも出演している。『リメンバー・ミー』(03・未)でも同賞にノミネートされる。その他の主な出演作は、『モンテーニュ通りのカフェ』(06)、『モリエール 恋こそ喜劇』(07)、『神様の思し召し』(15)など。

Roberto Andò

監督・脚本 : ロベルト・アンドー

Roberto Andò

1959年、イタリア、パレルモ生まれ。フランチェスコ・ロージ、フェデリコ・フェリーニなど名だたる映画監督の助監督を務める。2000年に著名なイタリア貴族の最後の一年間を描いた、ジュゼッペ・トルナトーレ製作の映画『Il manoscritto del Principe』(未)で長編監督デビュー。その後、オペラや舞台の演出を多く手掛け、携わった作品はオペラ17作品、舞台14作品に及ぶ。2000年にはイタリア国立映画実験センターの依頼によりフランチェスコ・ロージのドキュメンタリー映画『Il cineasta e il labirinto 』(未)を監督。その後も、カンヌ国際映画祭のクロージングを飾った『そして、デブノーの森へ』(04)やジョセフィン・ハートの“The Reconstructionist”を原作とした『Viaggio segreto』(06・未)と次々に作品を発表。『ローマに消えた男』(13)は、イタリアの文学賞であるカンピエッロ賞とPremio Vittorini Opera Prima新人賞のダブル受賞をした彼の著書“Il trono vuoto(空席の王座)”(12)が原作となっている。同作で、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2013最優秀脚本賞をはじめとした数多くの賞を国内外で受賞した。前作『修道士は沈黙する(』16)も、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞3部門ほか数多くの賞にノミネートされた。

フィルモグラフィー
1995 : Diario senza date <未> 監督
1996 : Per Webern‒ Vivere e difendere una forma(ドキュメンタリー)<未> 監督・脚本
1998 : Ritratto di Harold Pinter <未> 監督
2000 : Il cineasta e il labirinto <未> 監督・脚本
Il manoscritto del Principe(英題:The Prince's Manuscript)<未> 監督・脚本
2004 : そして、デブノーの森へ 監督・脚本
2006 : Viaggio segreto(英題:Secret Journey)<未> 監督・脚本
2013 : ローマに消えた男 監督・原案・脚本
ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞 2013 最優秀脚本賞受賞
イタリア映画祭 2014 正式出品
カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭コンペ部門出品
2016 : 修道士は沈黙する 監督・原案・脚本

Comment

コメント
ユーモアと繊細さ、そして独特なエレガンスのパンチが効いていて最高!イタリアの美術、歴史、マフィアなどが入り混じった意味深い映画。ベリッシモフランチェスコ(料理研究家・タレント)
50年前に起こったカラヴァッジョの名画の盗難事件はいまだ未解決だ。この「キリスト降誕」は、最近、制作年代が大きく変わる記録が発表されるなど、今も話題が尽きない。映画は劇中劇を駆使したサスペンス仕立てだが、雨の中、泥棒たちが絵を盗み出すシーンや、その後に絵がどうなったかを再現する映像は迫力に満ちていて引き込まれた。宮下規久朗(神戸大学教授・美術史家)
事件は知っていて、題材を聞いただけで胸が躍った。答えは出る? 深い闇を抱えた興味津々の映画だ。渡辺祥子(映画評論家)
トリッキーながら、実に気持ちいい心地いい着地。ダブル(双子、相似)テーマに訳あり美女・・・。鬼才ロベルト・アンドーは〈精緻なブライアン・デ・パルマ作品〉として映画をゲーム化したといっていい。映画監督役で出演のイエジー・スコリモフスキーのタフな表情が映画の護符だ。祈・ヒット。滝本誠(評論家)
想像以上にジャンル映画的な娯楽色ある語り口に油断していたら、「息子の部屋」のラウラ・モランテの貫禄ある美しさに幻惑させられ、さらに突然のイエジ―・スコリモフスキ監督の登場にノックアウトさせられた!深田晃司(映画監督)

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